【食べ過ぎと運動不足は条件に酷似!】痛風とダイエット

ひと昔前までは、「痛風はぜいたく病である」などという言われ方をしていました。したがって、ぜいたくばかりして太ってしまった人が罹る病気であるという偏見もありました。

結論から言ってしまうと、痛風というのは全身疾患であるため、単に「太っているから」という理由だけで発症するわけではありません

しかし、ダイエットをしたことによって痛風の症状が緩和したという話もあるのは事実です。逆に、ダイエットによるストレスが蓄積して痛風が悪化するというケースも稀にあるそうです。

ここでは、「ダイエットしても治るとは限らない」という前提で、ダイエットによる痛風の改善についてお話したいと思います。

現在の医学では、ダイエットしようと薬を飲もうと、痛風を「改善」できることはあっても「完治」することはできないと考えられています。

ただ、ダイエットを敢行することで「薬は飲む必要がなくなった」という話はけっこう耳にします。

これは、痛風が全身疾患であるという観点からすると、ダイエットによって直接的に痛風が改善したと考えるよりも、むしろ



され、それによって尿酸値のコントロールができるようになってきたということが、症状改善の理由として考えられます

私の経験で言いますと、ダイエットという意識ではなく、単に「山に登りたい」という欲求から、毎日1時間~2時間くらい時間を割いて、真冬でも全身汗だくになるようなかなり険しい山登りをしたところ、朝の食欲増進、痛風の改善、腰痛の改善と、いろいろなところでプラスがあったことは間違いありません

そして、まあ私の場合は細かく体重を測ったりしなかったのですが、あれだけの運動をすると、まず間違いなくダイエット効果もあったと思われます。

ですから、やはりダイエットによって痛風改善の可能性は十分考えられると言えるでしょう。

ただし、食事制限によるダイエットでストレスをためてしまうと、先述したように痛風悪化の可能性も考えられますし、私は幸いにもそんなことはなかったものの、急に激しい運動をすることで、逆に尿酸値が跳ね上がってしまって、痛風の症状を促進してしまう可能性もありますので、ダイエットの方法についても少し考えなければならないと言えます。

何かが痛風に善いという発想は、私にはありません。痛風とうまく付き合うために、身体全体のバランスを保つことが重要なのではないかと、そんなふうに感じています。

ダイエットする理由は?

ダイエットしなければならない理由は太ってしまったからと言う人が多いと思います。そして太る条件というのは



つまり運動不足、栄養過多によって太るのです。痛風に密接に関連する尿酸値も同じです。それを理想的なものにすれば痛風への対策になるのです。

太ってしまう原因は簡単に言ってしまえば、食べ過ぎなのと運動不足のせいなのです。極度の食事制限も極度の運動もする必要はないのです。食事も運動も理想的な量を守れば良いのです。

それが規則正しい食生活、理想的な生活になり痛風も含め様々な病気対策になるのです。

ダイエットと難しく考える必要はないのです。痛風にならない為、痛風になったら更に理想的な量を守るということなだけです。

そもそも食事、栄養を摂る事は人間に限らず生命すべてに必要な事で、欠かさない為に欲としてあるのです。

それを極度の我慢をして長続きするはずもありませんし、極度に減らすのも良い事ではないのです。



その我慢とは、要するに必要以上に摂取した食事であり、人として最低限必要な運動の足りなさの部分なのです。それを理解することがダイエットが成功する秘訣でもあり痛風対策でもあるのです。

過度のダイエットする意味がない

尿酸値も高く脂肪がついてしまった場合にダイエットは必要です。

体重計に乗り減っている目盛をみたら成果が出た喜びと達成感もありダイエットへのやりがいも出てくることでしょう。しかし、それは



のです。

過度なダイエットは脂肪燃焼を助ける筋肉の低下を招き、痩せにくい体になりますしリバウンドの可能性を高めます

何よりつらくて長続きせず失敗に終わることも少なくありません。そして体調も崩しやすくなり痛風の側面から見ても決して望ましい事ではありません

焦らずゆっくり行う必要があります。時にはサボる事もあるでしょう。しかし、今までの努力が水の泡になる訳ではありません。



過度ではなく適度なダイエットという意思を持ち続ける事が大事なのです。痩せる為ではなく、肥満を解消するために生活習慣を見直してみましょう!

 

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