[必読] 食事療法不要の痛風治療法
痛風になると食べるものや飲むものについて健常者以上のケアが必要になるというのが一般的な考え方です。
ただ、お医者さんによっては、「痛風は膠原病である」という評価を与え、食べ物や飲み物が直接的な原因にはなっておらず、
そういう考え方のお医者さんの場合、「そんなに食べ物に制限を加える必要がない(制限しても意味はない)」という結論に至ることもあります。
痛風のメカニズムの詳細が未だ解決されていない以上、そのどちらが正しいかを現時点で論じること自体無意味ですが、多くの識者の意見として、痛風は食べ物や飲み物を制限することで症状を緩和し、発作を回避することができると考えているのは事実です。
そこで今回は、痛風が食べ物、飲み物と密接に関係しているという考え方を採用し、痛風患者向けの食事制限、そのレシピなどについてお話したいと思います。
痛風の食事で気を付けなければならないとされるのが、「プリン体」です。プリン体を多く含む食ベ物や飲み物を継続的に摂取すると、血中の尿酸濃度が上昇しやすくなると考えられています。
ですから、痛風患者にとって重要なことは、「できるだけプリン体含有量の少ない食べ物や飲み物を摂取する」ことです。
しかしそうは言っても、プリン体は目に見えるものではありませんので、どの食材にどれくらい含有されているかということは、逐一調べないと判断することができません。
「肉には脂肪が多く含まれている」といった単純な話ではないのです。
野菜にも、プリン体がたくさん含まれているものがあるのです。
痛風のレシピに関しては、ネットで探していただけるといくらでも見つけることができると思いますが、レシピというほど詳しくはないものの、どんなメニューが食事として望ましかということについて、簡単にご紹介したいと思います。
やはり私たち日本人にとっては、主食となる「お米」を食べることができるかできないかで気持ち的に大きくかわってくると思いますが、お米をつかったレシピとして理想的なのが「五目ご飯」です。
作り方はふつうの五目ご飯と同じく至ってシンプルですが、よりヘルシーなメニューにするためには、白米ではなくあえて「玄米」を用いるのがおすすめです。ぜひ一度お試しください。
目次
痛風の食事やメニューは難しい
あくまでも一般論であって、必須というわけではありませんが、痛風には「食事制限」が必要となる場合が多いです。
血中の尿酸濃度を下げる、あるいは上昇させないために、食事制限が必要になることがあると考えられる場合が多いです。
ただし、何度も言うように医師によっては食事制限を設ける必要はないと判断する場合もありますので、どちらがよいかということがはっきりわからない以上、医師の指示にしたがうべきでしょう。
痛風の食事制限で必要になるのは、「プリン体を含むメニューを極力ひかえる」ということです。
ダイエットをする際には「高カロリーメニューを極力ひかえる」ということを実践する人が多いと思いますが、発想としてはこのケースによく似ています。
ダイエットで高カロリー食材を摂取することで、脂肪を蓄えてしまうように、痛風の食事制限で高プリン体食材を摂取してしまうと、血中の尿酸濃度が上昇してしまうのです。
しかしそうはいっても、似ているのはあくまでも「発想」だけで、しなければならないことは実際大きく異なると考えたほうが無難です。
なぜなら、ダイエットの際の食事制限の際には「このメニューは高カロリーだから・・・」という具合に簡単にカロリーの高低を判断できるのに対し、痛風の食事制限の際には、
という判断は、一般的には簡単にできないといわなければなりません。
もちろん、痛風や栄養学に知識がある人なら、ある程度プリン体の含有量についても理解していることと思いますが、しかしふつうはその判断が難しいといわなければなりません。
たとえば、ダイエットの際に「低カロリーでヘルシーな食材」として積極的に摂取していた食材が、こと痛風の食事制限に際しては、「高プリン体」のために禁忌されなければならない食材だったりすることもあるのです。
ですから、プリン体を本気でカットする食事制限を行うのであれば、相当の知識と研究が必要になるといわなければなりません。
ですから、いくら「旦那さんのために・・・」とがんばってみたところで、なかなか思うようなレシピを発掘することができず、結局食事制限は挫折しなければならなかったというケースも少なくないようです。
痛風に悪い食事?
病気と食事というのは、切っても切り離せない場合が少なくありません。もちろん、基本的にどんな食事を食べても、適量であれば問題ないという病気もあります。
生活習慣病の代表的な病気のひとつである「痛風」は、多くの場合、「食事と密接な関係がある」とされる病気です。
ただし、すべて「一般論」であり、実はそこに明確な根拠になるようなファクターはほとんど含まれないというのが正直なところです。
もちろん、痛風といえば「プリン体」が大敵であるという言われ方をしますが、これは、「プリン体が尿酸に変わるから」ということが根拠としてまことしやかに喧伝されるのです。
と、この話をお読みいただいて、何か違和感を覚える人もいらっしゃるのではないでしょうか?
もし「プリン体が尿酸に変わる」のであれば、プリン体を含む食材を食べた人が全員痛風になってしまうのではないか・・・と、そんなふうに思う人もいるのではないかという気がします。
もちろん、プリン体が尿酸に変わりやすいというのは事実です。ただ、痛風の本質として、「プリン体が悪い」のではなく、
というその「異常性」のほうに問題があるということを、しっかり認識しなければなりません。
ですから、プリン体が悪いのではなく、問題視すべきは「体質」のほうであるということになるわけですから、特にそれほど重篤な発作が頻発するということでなければ、あまり食事に気をつかいすぎるのも正直どうなのかな・・・というのもあるのです。
もちろん、これは「痛風と食事は関係ない!プリン体は悪くない!」ということを主張したいわけではありませんので、食事制限が必要であると思うのであれば、納得いくまで徹底的にやっていただいてもよいと思います。
それで本当に改善できるのであれば、これは結果的に大成功だったということになるわけですから、それを否定するつもりはまったくありません。
ただし、食事制限や食事療法が必ずしもうまくいくというわけではないのが「痛風」という病気の難しさであり、奥の深さであるという気がしてなりません。
食事である以上、身体に悪い食材など基本的にはないわけですから、なんでも頭ごなしに食材を悪い者あつかいにすることは、控えたほうがよいという気がします。
痛風向けの食事と献立は便利なツールがある
忙しい現代人にとっては運動する時間もそんなにないはずですし、会社の付き合いでお酒を飲まないわけにもいかず、日々のストレスからついつい飲みすぎ、食べ過ぎてしまうこともまったくないとは言えません。
そこで、一番とっつきやすいのが「食事の献立を工夫する」というところではないでしょうか。もちろん、痛風向けの食事の献立を考えるのは簡単なことではありません。
プリン体を含まない食材をピックアップして、これを組み合わせてメニューを考えるわけですから、そう簡単なことではないということが想像できるのではないでしょうか。
「1日に摂取できる総プリン体量は200~300mg」などと言われても、献立としてイメージする以上に作るのは難しいのが実際のところです。
ただ、今はインターネットという非常に便利なツールがあり、特に「クックパッド」などレシピ系のサイトはとにかく今人気が高いですし、そんな中にもちゃんと「痛風用の献立」といった特集が組まれていることがありますので、そういったサトを参考にしてみるとよいかもしれません。
ことは間違いないでしょう。
また、「かかりつけの病院」というわけにはさすがにいかないかもしれませんが、「栄養科」だとか「食養科」といった診療科が設置されている病院で相談すると、痛風患者向けの献立を紹介してもらうことができます。
もちろん栄養科や食養科では、痛風だけに限らず、脂質異常だとか心疾患、肝疾患、腎疾患など、ありとあらゆる病気に対する献立を紹介してくれます。
あとは、それを食べる人(痛風罹患者本人)の好みの問題をどうクリアするかというところかもしれませんが、そういうときには、「好き嫌いがあるから痛風になるのよ!」などと、ちょっとハッパをかけてあげるとよいかもしれません。
何しろ、本人はもう二度と、どんなことがあっても「あの痛み」を味わいたくはないと考えているわけですから、これはかなり効果的なひと声だと思います。
痛風の食事をするなら一覧表も参考に
痛風の予防や改善には、やはり食事を注意することも大切なことです。食事でプリン体を摂取し過ぎている人はどうしても痛風になりやすく、食生活も見直すことになります。
ただし、プリン体だけでなく、コレステロールの摂りすぎなどにも注意する必要も。
特にコレステロールとカロリーのどちらの注意をする場合も、同じ食品に注意すればいいわけです。
しかし痛風の食事一覧表を見ると、プリン体が少なくてもカロリーが高いものやコレステロールの高いものが沢山あります。
例えば魚介類や青魚はコレステロールを気にしている人にとってはおすすめですが、プリン体で考えると避けたい食品になります。
他の魚よりウナギはプリン体が少ないようですが、コレステロールやカロリーの面では最悪です。このようにプリン体の一覧表だけで食事を決めては危険だということです。
もちろんプリン体を減らすことも重要なので、食品の一覧表ももちろん参考にしながら、その中でコレステロールやカロリーの面も考えて選ぶことも必要になります。
そんな中でピザはどうなのでしょう。例えばチーズはプリン体もとても少なく、食べすぎなければコレステロールの面でもセーフです。
でもトッピングには注意をしなければなりません。鶏肉系はコレステロール的にはOKですが、プリン体的にはNOです。
イカや貝などのトッピングはプリン体的にはちょっと避けたいので、チーズ中心のマルゲリータなどがおすすめです。
またほうれん草や卵などもいいでしょう。卵はコレステイロールを気にしている人は食べすぎなければOKです。
2日に1個程度に抑えていれば問題ありません。また野菜はどちらにもOKということで、野菜ピザやマルゲリータはおすすめです。
「痛風に効く食べ物」って、あるの?
「痛風に効く」という表現に関しては、何をもって「効く」と判断するのかということがあまりにも難しいということになります。
たとえば、「風邪に効く」という場合には、風邪のつらい症状が消えて、健康な状態に戻ることを意味するのが一般的です。つまり、「完治する」ことが「風邪に効く」ということになります。
ところが、痛風では「完治する」ということはあり得ないため、風邪に効くというニュアンスでいくら食材を探してみたところで、これを発掘するのは不可能ということになります。
それではということで考えてみると、今度は「発作を鎮める」ということになると思われますが、しかし正直言って、何かを食べることで発作を鎮めるというのは少々無理があるといわなければなりません。
ですから、「痛風に効く」という発想ではなく、ここは少し条件を緩和して、「高尿酸血症を緩和する」という方向で考えてみると、意外と有効な方向性を見出すことができるかもしれません。
いずれにしても、高尿酸血症にしろ痛風にしろ、食べ物で何とかするという発想はあくまでも民間療法であるということになりますので、個人差が大きいとう前提でお話しすることになります。
その前提で言えば、一般的には
ということになります。もちろん根菜類の中にも、プリン体を多く含む食材がりますので、それらを回避するという前提で、根菜類を摂取するという方法なら試してみる価値があるかもしれません。
また、海藻類も尿酸との相性が良いという話をよく耳にします。海藻類は、尿酸を付着させるという特徴があるということらしく、海藻を排出する際に、尿酸も一緒に排出することができるということが期待されるのです。
また、海藻類は繊維質が多く、吸収されづらい食材であるということも、尿酸の排出にひと役買っていることになります。
以上のことから、
ということになるでしょう。もちろん個人差がありますし、また、プリン体を含む根菜類、海藻類があるということを認識した上で、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
痛風の食事に納豆をプラス
痛風の食事を考えるときには、とにかく肉や魚をずっと減らして野菜を増やしましょう。例えば野菜炒めのときに肉を80g使っていた人は半分の40gにしましょう。
もちろん150g程度使っていた人でも40~50gに減らします。魚も煮魚もいつもの半分程度にして、その煮汁で煮たゴボウや大根などで満足するようにするといいのではないでしょうか。
野菜を中心にしていきますが、良質なタンパク質は必要で、そこで登場するのが大豆製品です。食べやすいものとしては豆腐や納豆があります。
豆腐はプリン体も少ないものの納豆は100g114mgとなっています。思ったより高いと思うかもしれません。
しかし動脈硬化などのためには納豆はとてもおすすめな食品です。そのため食べすぎないように、毎日1パックは食卓に乗せるといいのではないでしょうか。
納豆は血液サラサラ効果も高く、血栓などを溶かすことができるので成人病には絶対に食べたい食品です。
痛風にはプリン体を重要視する傾向がありますが、ただしプリン体を相当摂っている人はともかく、普通の食事をしていたら、それほど摂りすぎにはなりません。
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