[必読] 食事療法不要の痛風治療法
痛風という病気は、最近になって知られるようになった病気ではありません。というか、むしろ、メカニズムの詳細が解明していない病気の中では、かなり歴史は古いほうであると言えるはずです。
日本における痛風の現状はどうかというと、痛風罹患者は50万~60万人にのぼるとされ、そのほとんどが男性であることが知られています(女性にはあり得ないということではありません)。
また、罹患年齢別に見ていきますと、30代が最も多くなっており、最近では特に20代の罹患者が増加傾向にあるということが問題視されるようになってきています。
痛風の場合、現状の医学では、一度罹ってしまうと「治療して完治させる」ということが極めて難しい病気であるため、20代で発症した人が30代になり、やがて40代になるという具合に、時間とともに罹患年齢は上昇することが考えられます。
だからこそ、20代の罹患率が増加していることがさらに問題となるのです。
治療の現状
痛風の治療の現状を言えば、先にも触れたとおり、「痛風を治療によって完治させる」ことが困難であるため、尿酸値を下げる薬を服用しながら炎症が起こるのを予防するスタイルの治療が行われることになります。
また、万一痛風の発作が出た場合、激痛がともないますので、尿酸値を下げる薬(ザイロリックなど)を服用して尿酸値を下げながら、消炎症剤、鎮痛剤(ボルタレンなど)を服用して、痛みが緩和するのを待つという形になります。
痛風の場合、長くても10日~半月ほどで痛みは引きますが、決して痛風が完治したわけではありませんので、注意が必要です。
痛風治療のガイドライン
近年になって多くの患者さんが悩まされている「痛風」ですが、この病気は、もとをただせば「高尿酸血症」という病気が引き金になって起こる発作であり、日本痛風・核酸代謝学会では高尿酸血症に対する治療のガイドラインを公布しています。
ガイドラインによれば、一度痛風、もしくは高尿酸血症を発症したら、継続的に血中の尿酸濃度を低下させる治療を行う必要があるということが明記されています。
これは、一般的に言われる「一度痛風を発症してしまったら、完治することはない」というその事実をガイドラインで明確に表現しているということになるわけです。
そして、同じくガイドラインで明記されているのが、痛風・高尿酸血症の治療のためには投薬治療を行う必要があるということです。
一般的にザイロリック系の薬物が有効であると考えられていますが、これらはすべて、「痛風既往がある場合」に限定されています。
ただし、痛風既往がない高尿酸血症患者に対する治療に関しても、日本痛風・核酸代謝学会のガイドラインでは明記されていますので、ここではそれについても紹介しておきたいと思います。
ガイドラインによると、痛風既往がない患者さんの場合、血中の尿酸濃度によって、その治療方法が変わる必要があるということが明記されています。
血中の尿酸濃度が8.0mg/dL未満の患者さんの場合、投薬治療は行わず、生活指導を受けつつ経過観察を行うというのが一般的な対策になります。
これに対し、血中尿酸濃度が8.0mg/dL以上の高尿酸血症患者の場合、肥満、高血圧症、高脂血症、虚血性疾患、耐糖能異常といった典型的な合併病態が確認されれば投薬治療の検討の必要があるものの、これらが確認されなければ、血中尿酸濃度が8.0mg/dL未満の高脂血症患者と同様に、経過観察が主な対策ということになります。
また、血中尿酸濃度が9.0mg/dL以上の患者は、投薬治療が必要であると判断されます。
このように、痛風治療のガイドラインからは、血清尿酸値がどの程度であるかによって治療の指針が大きく変換されるということがおわかりいただけることと思います。
これは、基本的に病院で痛風・高尿酸血症の診断を下したケースに該当する治療方法であると考えられますので、患者さん個々がこのガイドラインを精査する必要はないといって問題ないでしょう。
その代わり、病院で診断された以上は、医師の指示にしたがうというスタンスは崩すべきではないといえることも間違いありません。
痛風の治療費
痛風を発症した場合に厄介なのは、物理的な面で言えば、いつ襲ってくるともわからない発作の恐怖がまずは挙げられるでしょう。
警戒しても、ちょっと油断すると突然襲ってくるのが痛風の発作です。そして、一度痛風を発症してしまうと、これを完治させることが現代医学ではまだ無理であるというところも非常に厄介です。
つまり、痛風になってしまったが最後、一生痛風の治療をしなければならないということを意味するのです。
と、そんな話をするとかなり大げさな気がするかもしれませんが、実際のところそんなに大げさなことではないのです。
たとえば、歯磨きをしないでいると虫歯になってしまうのはだれでも当たり前のことですが、これと同じように、予防、治療をしないと発作に襲われてしまうというだけの話で、予防(尿酸値のコントロール)さえしっかりできていればそうそう発作に襲われることはありませんし、また、発作が起こっても適切に処置することで、改善することも十分可能な病気が痛風です。
ですから、「一生」ということであれば当然治療費もバカにはなりません。
しかし、歯磨きにかかるお金を「もったいない」と考える人はほとんどいないように、痛風の治療費に関しても、1回ずつの治療や予防という意味では、基本的にはそれほど大きな金額にはならないと考えられますので、この点に関してもご安心いただいて問題ありません。
痛風の治療はほとんどの場合投薬治療が行われますので、国民健康保険に加入している人で換算しても、だいたい1か月1500~2000円程度です。
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